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【会社にいきたくない】成果がでないITエンジニアの本当の成果とは

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ITエンジニアの成果とはなんでしょう?

 

 

 

ITエンジニア(特にプロジェクトマネージャー)は、
プロジェクトの達成に向けQCDを管理し、お客様満足度の向上を目指します。

 

QCDとは

Q:Quality・・・品質
C:Cost・・・コスト
D:Delivery・・・納期

 

QCDにおける成果は、

  • STEP1
    Quality《品質》における成果

     

    障害、トラブルの発生なし(障害率に問題なし)
    お客様と合意した品質を担保する

     

    テスト工程の障害は、その障害の発生率と収束する率を予め設定し合意します。
    その合意の範囲内を目指し、範囲内となれば品質が保たれたと判断し次工程に進みます。

     

    品質範囲は、プロジェクトの規模や難易度、開発言語など多方面から考えて設定します。これまでのプロジェクト実績や経験則などから算出されます。

    新規性の高いプロジェクトでは、プロジェクト実績が参考にならない場合もあり難易度も高まります。

    ですが、「挑戦する」という意味ではモチベーションが上がりますね。

     

  • STEP2
    Cost《コスト》における成果

     

    お客様と合意した予算範囲でシステム構築を行う
    自社の利益を確保する

     

    ・顧客:「自社の予算範囲」の達成は稼働後に問題があっても評価されるでしょう。
    ・自社:「自社の利益確保」の達成は稼働後に問題があっても評価されるでしょう。

     

    会社は利益で成り立っているのであり、お金を稼いだプロジェクトは評価されます。
    実のところ、利益の達成プロジェクトは稼働後のトラブル頻発システムでも高く評価されると言っても良いのではと思います。

    逆に、安定稼働しているが損益悪化プロジェクトほとんど評価するに値しないと思います。ちょっと辛辣な言い方ですが、会社的にみると利益をあげれなかったのですから。

     

    以下の記事で、

    「極端に言うと、企業ではお金をとってこれる人間が評価され、優秀とされる傾向にあります。転職する際にも有利になるでしょう」

     

     

    お金を稼げることはとても大事なのです。

     

    別の記事に書こうと思いますが、

    システムは構築から稼働までよりも、稼働後のシステムを当たり前に運用させるほうが大変で労力も必要であり、評価されるべきなのです。

     

  • STEP3
    Delivery《納期》における成果

     

    各工程の遅延なし、後工程への影響なし
    システム稼働日を遵守する

     

    納期ですが、これは厄介。
    日本のシステム構築プロジェクトは、「納期」だけは先に決まります。

    おかしいですよね。
    何も決まってないのに「システム稼働日”納期”」だけは決まるなんて。

     

    なぜ決まるのか?
    決めやすいからです。

    何も決まらないと何もやってないと思われるので「稼働日は決まりました」と言いたいだけです。

    その後は決まらないことだらけでどんどん納期が迫ってきます。
    「デスマーチ」の始まりです。

  • Lets Go
    本題へ

    本題へ行きましょう!

さて、長々と書きましたが
本題の「QCDにおける成果」が本当の成果なのでしょうか?

この記事は、

  • ITエンジニアが思い込む「成果」
  • 本当の成果とは何か

を説明します。

【会社にいきたくない】成果がでないITエンジニアの本当の成果とは

システムエンジニアの成果とは

 

システムエンジニアの「成果」は、

  • 問題なくシステム稼働
  • 納期遵守しシステム稼働
  • 品質の良いシステム稼働
  • コストが低減したシステム稼働
  • 大規模システム稼働

基本的に、QCDを満足するシステムの稼働が成果として考えられます。

つまり、

 

システム稼働はみんなの目標

システムの稼働はプロジェクトに関わる全ての人の目標になります。
手に手を取り合って進んでいった結果であり素晴らしい成果です。

ですが、

 

稼働までの道のりはどうだったか?

  • 人間関係は悪化
  • 二度とこの人たちとは仕事がしたくない
  • こんなプロジェクトは二度と参画しないでおこう
  • 何度もこのプロジェクトから離れようと思った

どうでしょうか?
そんな経験はありませんか?

 

稼働という「成果」を得たことは確かですが、

そこには充実感・達成感はあるのでしょうか?

 

「本当の成果」とは

 

以下はどうでしょうか?

  • 「次のプロジェクトへのモチベーションとなった」
  • 「自信になった」
  • 「新たなことに挑戦する意欲ができた」
  • 「コミュニケーションがとれるようになった」
  • 「なんだか元気になった」

 

これを説いた人|エリヤフ・ゴールドラット

 

エリヤフ・ゴールドラット博士はこれらを本当の成果」と言ってます。

 

 

分厚い本なので、マンガ版で十分です。

 

 

「本当の成果」がでると

エリヤフ・ゴールドラットは「本当の成果」がでると必然的にコスト品質納期という成果がでるとも言っています。

長くシステムエンジニアをやっていますが、これを聞いたのは初めてです

 

まとめ

まとめ

毎日つらくてやる気がでない、隣のプロジェクトが楽しく見える、異動したい、と思いながらプロジェクトの稼働を待っていました。

「本当の成果」を目指し、そして「本当の成果はどうやってだすのか」を考えることが大事なのです。

 

※この記事で紹介した本

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
ザ・ゴール(コミック版 Kindle版)

 

Kei
Kei
「ITなくしてビジネスなし(経営=IT)」。SEはITで顧客のビジネスの成長へと導くという重要な役割です。ですが、「稼働という成果」だけではなく「本当の成果」を出すことで顧客に、より最高の結果を提供できるのでしょう。

 

ABOUT ME
Kei NAGASE
大手IT企業に勤めるシステムエンジニアです。 SE歴は25年超。 副業から個人事業主として複業中。=ITコンサル、ライター、動画編集=第2版の人生(Second Edition)へと向かう人のために。 Yokohama→Tokyo
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