システム開発プロジェクトでは、突然辞めるメンバーは必ずいます。
また、
・突然、来なくなる
・勤怠が悪い(遅刻が多い)
・仕事の不満ばかり言う
などなど、
プロジェクトを管理するプロジェクトマネージャはとても悩ましい問題です。
プロジェクトメンバーに対しては、
・モチベーション
・体調管理
を維持するマネージメントが必要です。
今回は、
「メンバーがやる気を失わず、高いモチベーションを持続し仕事する」ための
要員管理手法のひとつを説明します。
◆今回のネタバレ
②役割を明確にしてあげる
③自分の存在をみんなに知らせてあげる
です。
システム開発関係のプロジェクトでの答えは
「プロジェクト体制図を作ろう」です。
◆音声配信~stand.fm~音声で聴きたいかたはこちら
辞めたいメンバーのモチベーションを維持する【失敗しないプロマネ】
人間の欲求や存在意義から考えます。
①承認欲求を満たしてあげる
②役割を明確にしてあげる
③存在をみんなに知らせてあげる
①承認欲求を満たしてあげる
「他者から認められたい」という欲求
大きく2つの基準で自分自身を判断します。
・他人から認められたい欲求
・理想の自己像と重なるか、今の自分に満足か
人間の基本的な欲求を満たしてあげることです
②役割を明確にしてあげる
自分の役割・責務は何かを把握させる
ダメポイントは2つ
・事前に合意していないとダメ
・本人が考える「自分のスキル」以下の役割だと、逆に「認めてられていない」と思ってしまってダメ
マネージャーはメンバーのスキルを見極め、
そして、次に目指す少し上のスキルを考えつつ役割・責務を与え、合意します。
③存在をみんなに知らせてあげる
「私はここにいる」を知らしめる
プロジェクトメンバー全員に認識され、
「あの人はあの仕事をするんだ。じゃあ、これを頼もう」と、他人から期待され、頼られることがモチベーションを高めます。
他人に頼られることがモチベーションを高めることになります
「プロジェクト体制図を作ろう」
そして、
やることは「プロジェクト体制図を作ろう」です。
なぜ「プロジェクト体制図」か
見えるようにすること(可視化)が重要
ドキュメント化し可視化することで、
・自分の存在
・自分がやること
・エスカレーション(相談先)
が具体的に見えるようになります。
そして、自分の中で、
・プロジェクト一員として認識されている
・合意した役割が具体的に与えられている
・次に目指すべきポジションが明確になる
これらのことが「モチベーション」になるのです
プロジェクト体制図を書く際の注意点
・全員の名前を漏れなく書く
・役割を具体的に書く
・エスカレーション先(自分の管理者)がわかる
・変更があればすぐ修正する(短期間でも)
・随時公開する(広報する)
・プロジェクトルームの目立つところに張り出しておく
・きれいに作る
・(実は)EXCELで作るのが良い
です。
これは、プロジェクトマネージャーがPMO(プロジェクトマネージメントオフィス)に指示し、作らせます。
◆参考に
EXCELでおもしろい組織図の作り方動画があったので紹介
この方法では、
・次の人に引き継ぐときに”作り方”も引継ぎ
・EXCELの仕様が変わった場合の変更対応
なども必要です。
EXCELの便利な機能を使うのもよいですが、良し悪しです。
基本はシンプルisベスト。
「自分が一番使いやすい」と思ったやり方で作ることです。
・この作りは、見栄えが良く提案書で一度だけのときに使う感じですね。
・常時変更がある場合や長く継続する場合には向いてないかも。
※プロマネのスキルとして、引継ぎをどうコントロールするかもあります。
※これはまた別記事で!
まとめ|マネージャーは大変
マネージャは、問題なくプロジェクトを遂行し利益を出すこと。
これはもう「会社を背負って立つ役割」です。
責任も重くなり、収入も上がります。
責任感も強くなり、モチベーションも上がるでしょう。
ですが、マネージャーはこれまで以上にメンタルにきます。
メンバーのモチベーションに気を使うことも大事ですが、
自分自身のメンタルにも注意しないといけません。
プロジェクトマネージャーは、
技術力に加え、管理手法(マネージメント)のスキルが必要です。
・マネージャーとして大事なことは、
①マネージメントを理解する
②管理手法を理解する
③最も必要なのはコミュニケーションスキル
です。しっかり学習、実践してスキルアップしましょう。
マネージメントは重要なITスキル
後進はすぐ後ろに迫っています。
追い抜かれないように、自己学習し、生の現場を体験してさならる先を目指しましょう!
やってみようと思った時がスタートです
やることはたくさんあります!
モチベーションアップ!
あなたの年代別に合わせてモチベーションを上げよう
ここからはじめる!
ストレスフリーのITエンジニアに向けた手順の全体MAPです
ストレスフリーのエンジニアに向けての準備と事業主へ《全体MAP》
まずは動く~走りながら考える
悩んでいる時間がムダ、もし違っていれば「方向修正するだけ」です。
失敗しながら進む。
これは成功への道です。
人生100年時代。
楽しくやりましょう。
あなたの選択肢は”2つ”です
「やるか」
もう一つは
「今やるか」
です。
「行動を起こさないことこそ、最大の失敗」
さあ、行動です。